まめしばミニチュアカーレポート
まめしば自動車研究所からのレポートです。画像をクリックすると拡大します。
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外国の自動車
ドイツの自動車

やはり代表となればメルセデスなのでしょうけど、私にとってBMWとポルシェというのがドイツ車の中で一番印象的です。それは、やはり、小学生の頃、あのスーパーカーブームの渦中にいたことが影響しているのだと思います。あの頃、ポルシェはもちろん、今こそ日常的な車になったBMWすら「スーパーカー」と称されていました。大人気だった『サーキットの狼』にも登場するポルシェとBMWは、私にとって何の疑いもなく「スーパーカー」でしたし、買ってもらったミニカーにもBMWがあったのを覚えています。大人になって、小さな車を愛するようになってからは、このメーカーがかつてイセッタの様なマイクロカーを生産していたことを知り、更に興味を持ち始めました。エンブレムのプロペラが示す通り1913年から航空機や船舶のエンジンを生産していたラップ・モトーレン・ヴェルケが3年後バイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ、その省略形でBMW(ベー・エム・ヴェー)と改名し、敗戦後バイクの生産に乗り出し、自動車メーカーを買収しながら4輪車の生産を開始しました。


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BMW 2002 turbo die-cast kyosho china 1:64

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BMW 3.5 CSL die-cast kyosho china 1:64

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BMW 3.5 CSL die-cast shinsei japan 1:40
※CSL:コンパクト・スポーティ・ライトという意味らしいです。

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BMW M1 die-cast kyosho china 1:64
※BMWモータースポーツ社製の車はM。BMWテクニック社製の車はZ。

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BMW 320i die-cast tomy japan 1:62
※iは燃料噴射装置を表します。

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BMW Isetta die-cast kyosho china 1:64

ポルシェについても、昔、TVコマーシャルで聞いた、「ポルシェは誰にも似ていない」というキャッチフレーズがいまだに印象に残っていて、世界でも特に独創性のあるメーカーであることへの尊敬とともに、そのポルシェ博士がドイツの様々なメーカー、特にフォルクスワーゲンに深く関係していることを知ってからは、ポルシェ抜きにはドイツの工業製品を語れないとさえ思う様になりました。ポルシェといえば930ターボなのでしょうが、私は小学校5年生のクリスマスに買ってもらったタイヨーのRC(残念ながら故障中)以来、935のファンです。

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PORSCHE 930 turbo die-cast tomy china 1:61

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PORSCHE 934 turbo die-cast tomy china 1:45

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Porsche 911 SC die-cast kyosho china 1:64

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Porsche 935 die-cast delprado china 1:43

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PORSCHE 935-77 die-cast BANDAI japan pull-back

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Porsche 935 die-cast kyosho china 1:64

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PORSCHE Footwork F1 die-cast tomy japan

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Porsche 935 transformer plastic TAKARA japan 1:43

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VOLKS WAGENとはドイツ語で「国民の車」という意味です。1946年から78年まで(ドイツ本国:メキシコではその後も生産された)初代モデル、タイプⅠは製造されました。プロトタイプはナチス・ドイツのヒトラーの「時速100kmでの走行が可能、100km当たりの燃費が7リッター以下、1000マルク以下の価格」という「国民車構想」を受けて、ポルシェ博士によって戦前に既に完成していました。水平対抗(ボクサー)エンジンをリヤに搭載したRRを採用しています。54年には排気量が1192cc(30ps)へアップし、リアウィンドウもオーバルの1枚タイプになりました。1965年には1285cc(40ps)、1966年には1493cc(44ps)と変遷しています。このフォルクスワーゲンの愛称が「ビートル」で、私が子供の頃、親戚が所有していてしょっちゅう乗せてもらっていたので愛着があります。後部から聞こえてくる乾いたバタバタバタという独特なサウンドがいまだに印象に残っております。

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VW BEATLE die-cast tomy japan 1:60

亡き父が生前、派生車のカルマンギアの想い出を語っていたのも思い出します。カルマンギアとはタイプⅠのシャシーを用いて、デザインをイタリアのギアが、生産をドイツのコーチビルダーであるカルマンが受け持ったクーペのことです。このクーペは1955年に登場し74年まで製造されていました。

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VW C.G. die-cast china

イタリアの自動車

「スーパーカー」といえば、やはりイタリア車でしょう。代表はランボルギーニとフェラーリで、その他にもアルファロメオやランチア、そしてマセラティがあります。フィアットも歴史上フェラーリとの関わりもあるメーカーです。おもしろいことに、農機メーカー社長だったフェルッチオ・ランボルギーニは、もともとフェラーリの愛好家で、自分の意見が創始者エンツォ・フェラーリに取り入れてもらえなかったことに立腹しランボルギーニ社を設立し自分で車を作り始めてしまったというエピソードがあります。そのためでしょうか、2社は往年のライバルとしていまだに「スーパーカー」の世界に君臨しているのです。

ランボルギーニといえばミウラとカウンタックにつきます。もう30年も前にあのデザインが確立していたコトですら奇跡なのではないでしょうか。いまだに見劣りすることのない近未来的なスタイルにはついつい溜息がでてしまいます。ところで、国産車には、このカウンタックにそっくりな童夢ゼロというスーパーカーがあります。

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MIURA die-cast delprado china 1:43

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Jota die-cast SAKURA japan 1:43

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countach LP500s die-cast tomy japan 1:61

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countach LP500s die-cast BANDAI japan 1:43

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countach LP400 die-cast tomy china 1:45

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DOME 0 die-cast tomy japan 1:58

そしてフェラーリといえばディーノと512BBです。180度V型12気筒4942ccエンジンをリアミッドシップしたBB(ベルリネッタ・ボクサー)はリアのエンジンフードの形状とテールランプの個数で365BBと容易に区別できます。

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512BB plastic C.C.P. china 1:58

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FERRARI 512 BB die-cast tomy china 1:62

ディーノについてはエンツォ・フェラーリの、病の為若くして他界した最愛の息子、ディーノへの愛情が注がれていることを知って複雑な感情を禁じ得ません。ディーノには206GTという初期モデルと246GTという後期モデルとに分別されますが、排気量を2リッターから2.4リッターに引き上げられる祭にブロックの材質をアルミから鉄へ変更しています。このエンジンの基本原案がディーノ・フェラーリのアイディアによると言われており、同じエンジンを搭載していたフィアット車にもディーノという名がつけられました。実はエンジンブロックを製造していたのがフィアットだったのです。そのレーシーな素性からランチア・ストラトスにも搭載されました。

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Dino die-cast SAKURA japan 1:43

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LANCIA STRATOS die-cast Diapet japan 1:40

その他にも、私の好きなイタリア車のひとつにデ・トマソ・パンテーラがありますが、コレはある意味においてイタリアのスーパーカーの中でも異端児的な存在ではないでしょうか。実はフォードエンジンをリアに積むというアメリカの息がかかったマシンなのです。

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DETOMASO PANTERA GTS die-cast SHINSEI japan 1:38 pull-back

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DETOMASO PANTERA GTS die-cast tomy china 1:61

フランスの自動車

フランスのイメージで濃いのはやはりルノーでしょうか。私が好きなモデルに「5」があります。これは「サンク」と読みます。アルピーヌ・ルノーの美しさにも心を奪われた一人です。この2台の他に、亡き父がかつて愛車として所有していた4CV(日野ルノー)も、父が生前、酔いどれ話の中で想い出を語ってくれたので愛着がある自動車です。

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RENAULT 5 die-cast delprado china 1:43

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RENAULT 5 die-cast tomy japan 1:58

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ALPINE die-cast delprado china 1:43

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RENAULT 4CV die-cast delprado china 1:43

シトロエンの2CV(ドゥセヴォ)にもある種の潔さを感じます。同じ感情はトラックにも感じています。その潔さとは「必要な物だけが揃っている」というシンプルさです。現在では軽トラ以外にはありそうもありませんが・・・。感心したことにこの2CVはいまだに愛好家が多く、部品調達には困らないとのことで、まさにフランスを代表する自動車だといわれています。

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CITROEN 2CV die-cast tomy japan 1:57

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CITROEN 2CV die-cast tomy china 1:57

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CITROEN H TRUCK die-cast tomy japan 1:71

プジョーも一時期よく見かけるようになりました。フランス車に共通したイメージはラリーなのですが、その色が一番濃かったのもプジョーではなかったでしょうか。プジョーには「猫脚」のニックネームがあって、ソフトでありながらしっかりと路面を捉える足回りが絶賛されていたのだと言えます。

イギリスの自動車

「ミニ」のひとことにつきるのでしょう。ローバーミニ(モーリスマイナー)は歴史に名を残すコンパクトカーで、世界の自動車に与えた影響は大きいものがあります。もちろん小さなスペースにエンジンやミッションを納めてしまう技法は現在のFF全盛時代の元祖になったことは紛れもありませんが、意外なところにもミニの発想は活かされています。イタリアのランボルギーニ・ミウラの横置きミッドシップは、その設計に携ったエンジニア、ジャンパウロ・ダラーラが、アレック・イシゴニスが設計したミニのエンジンを参考したとも言われています。ローバーには他にレンジローバーという傑作SUVもあります。

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mini cooper die-cast tomy japan 1:50

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ROVER mini die-cast tomy china 1:50

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RANGE ROVER die-cast tomy china 1:64

スーパーカーの世界にはロータスがあります。ロータス・ヨーロッパも漫画「サーキットの狼」の主人公が駆るマシンとして記憶している人が、私意外にもたくさんいらっしゃると思います。実はこの車はロータス社社長コーリン・チャップマンがヨーロッパ大陸向けに開発した自動車で、フランスのルノー(公社)から供給されていた1.6リッターOHVを縦にリア・ミッドシップしていました。1969年からイギリス国内でもデリバリーを開始しています。ちなみに「ロータス」とは蓮の華のことで、東洋哲学(仏教?)に造詣が深かったチャップマンの命名によります。1957年にキットで販売されたセブンやボンドカーでお馴染みのエスプリ(1976年~81年)も有名な自動車です。

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Lotus Europe die-cast tomy china 1:43

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Lotus Europe die-cast tomy china 1:59

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Lotus Europe die-cast hongwell china 1:72

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Lotus 7 die-cast kyosho china 1:64

その他にも世界を代表する高級車ロールスロイスやジャグア、モーガンも忘れてはなりません。しかし、イギリスを一番良くイメージさせる自動車は、やはりダブルデッカーとロンドンキャブでしょう。

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Rolls Royce die-cast matchbox england

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Rolls Royce PhantomⅥ die-cast tomy japan 1:78

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JAGUAR XJ-S die-cast tomy china 1:67

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Morgan Plas 8 die-cast tomy japan 1:57

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Morgan Plas 8 die-cast hongwell china 1:72

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LONDON CAB die-cast delprado china 1:43

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LONDON CAB die-cast tomy japan 1:67

アメリカの自動車

私にとってのアメ車はコルベットとマスタングです。中でもコルベット・スティングレィには不思議な魅力を感じてしまいます。

コルベット①
CEVROLET CORVETTE '57 die-cast WELLY china

コルベット①’
CEVROLET CORVETTE die-cast Mattel china

コルベット②
CEVROLET CORVETTE '58 die-cast majoRETTE china 1:58

コルベット③
CEVROLET CORVETTE STINGRAY die-cast Mattel malaysia

コルベット③’
CEVROLET CORVETTE STINGRAY '63 die-cast china

コルベット③”
CEVROLET CORVETTE '67 die-cast Mattel china 1:64

コルベット④
CEVROLET CORVETTE STINGRAY '75 die-cast china

コルベット④’
CEVROLET CORVETTE STINGRAY die-cast Mattel malaysia

「マッスルカー」と呼ばれるものが多いアメ車ですが、デザインが美しいものも少なくありません。中でも、コルベットとマスタングはアメリカを代表する自動車ではないでしょうか。最近では旧式のマスタングのボディ&シャシーに日産のRB26を搭載して実際に映画の中で走らせる場面もありました(「ワイルド・スピード3」)。

マスタング①
FORD MUSTANG die-cast Mattel thailand

マスタング ワイルドスピード
FORD MUSTANG '67 die-cast RB26

現在はどうかわかりませんが、日本のモータリゼーション史初期はアメリカのカーデザインが大きく影響を与えていました。アメリカ車を見ていると、偶然かもしれませんが後発の日本車にそっくりなものがあります。コルベットはフェアレディ、マスタングはGTOやセリカ、その他初代スカイラインはまるでアメリカ車そのもののデザインを施されています。現在も尚、魅力的なデザインが多いのがアメリカの自動車業界の熟成を物語っています。

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その他の名車たち
徳大寺有恒さんから「車好きのいないメーカー」と酷評される三菱ですが、一方で早くからモータースポーツの世界ではホンダ同様に活躍をしていたようです。1967年から純国産のフォーミュラマシンを駆って日本グランプリに参戦していた三菱は、そこで得たノウハウを市販者の生産にも惜しみなく投入しています。クライスラーの資本参加の影響もあり、「和製マスタング」と称されるギャランGTOがリリースされます。このMRというグレードには唯一レースの流れを汲む4G32型DOHCエンジンが搭載され125ps、14.5kgを搾り出しました。ちなみにボンネット上のエアダクトはダミーです。

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Galant GTO MR die-cast KONAMI china 1:64

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Galant GTO MR die-cast Epoch china 1:43

さて、現在、スバルと並んでラリー色の強いメーカーが三菱ですが、ランエヴォの先祖ともなるランサーの登場からそうした色合いは濃かった様な気がします。1973年にリリースされた初代ランサーは、私の目には少々大人し目に映りますが、そのネーミングの由来は「槍騎兵」で、中世のエリート騎士のことを意味します。GTOと同じ4G32型を搭載するランサー1600GSRは、馬力やトルクはGTOには及びませんでしたが、登場後間もなくのオーストラリア・サザンクロスラリーで総合・クラス共に1位から4位を独占するという快挙も成し遂げています。

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Lancer 1800 GSR die-cast KONAMI china 1:64

現在トラックメーカーとしてしか知られない日野は、かつてフランスの旧ルノー公団と提携して1953年からルノー4CVをノックダウン生産していました。これが日野ルノーで、実は私の亡き父の最初の愛車でもありました。日野はこのRR方式をその後も踏襲し、1961年登場のコンテッサ900はもちろん、64年登場のコンテッサ1300も直列4気筒エンジンをリアに縦置きにしていました。コンテッサ1300は65年にクーペも追加していて、海外でも好評を博していました。

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RENAULT 4CV die-cast delprado china 1:43

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Contesa die-cast KONAMI china 1:64

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Contesa die-cast tomy china 1:64

また、同じくトラック、バスメーカーとして現在君臨しているいすゞも実は最近まで乗用車も精力的にリリースしていました。中でも私の印象に残っているのはビークロスというSUVです。デザイン的な観点ではドアの中心から上部は普通のワゴン、下部がマッチョなSUVというコンセプトを具現化した美しいクロカンモデルです。SUVの世界では、かつてビッグホーンという車も人気があり、こちらはオペルブランドでもOEM生産されていました。

しかし、最もインパクトが強いのは、それらよりずっと前に生産された117クーペの存在です。初代はジウジアーロのデザインで各部がハンドメイドで作られていました。値段も当時のクラウン等と並ぶ程高価な設定でした。1966年3月 「 ギア( イタリアのカロッツェリア )いすゞ117スポート 」としてジュネーブショーでデビューしてから2年9ヶ月もかかって 1968年12月にようやく市販化されたときですら そのボディのほとんどが手作りだったことでも有名。 もはやハンドメイドの代名詞と言っても過言ではありませんでした。 1973年には量産体制が敷かれ77年には角型ライトを装着し1981年には後継のピアッツァにバトンを渡しています。 ベレGことベレット1600GTR( 実は「 GTR 」はこちらが本家 )に搭載されたことで有名な いすゞ初のDOHC161W型エンジンは排気量1584ccながら120ps/6400rpmと14.5kg/5000rpmを誇りましたが 実はベレGに搭載される1969年10月よりもいち早く117クーペに奢られているのです。

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117coupe die-cast tomy japan 1:62

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117 coupe die-cast KONAMI china 1:64

また「ベレG」ことベレットGTRも、実は「GTR」というネーミングを最初に用いた車ということは、あまり知られていません。
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Bellett 1600 GTR die-cast DyDo china 1:64

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スバリスト SUBARIST
てんとうむし < かぶとむし

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IMPREZA WRC die-cast MTECH china 1:43

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Subaru 360 die-cast NOREV china 1:43

今や、三菱のランエヴォと並んで、ラリー色の濃いスバルですが、私がスバルと聞いて一番最初に思い出す車は、やはりスバル360です。子供の頃は特に選り好みなくミニカーを集めていた記憶があるのですが、大人になって一番最初に購入したのがトミーのスバル360とダイハツミゼット(オート3輪)でした。思えば、アレがミニカーコレクションの始まりだったのです・・・。

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Subaru 360 die-cast tomy japan 1:60

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DAIHATSU MIDGET die-cast tomy japan 1:50

私がまだ小学生の頃、社会科見学で富士重工の工場へ出かけたとき、工場の案内係が4WDのものすごさを強調していたことも心に残っています。あの頃、スバルの主力モデルのレオーネは、私にとって、とても「格好悪い車」で、その技術的な意味合いまで考えたことはありませんでした。時はスーパーカーブームの真っ只中だったのです。どちらかというと、その先代モデルのスバル1000の方がバランスよくデザインされている様な気がするのは私だけでしょうか。4WD=AWDについてはもちろん、私はスバルの自動車が国産で唯一のボクサーエンジンを搭載していることでも一目置いております。マツダのロータリーやスバルのボクサーは、国産車の希少価値を高める1つのスティタスにもなっていると思うのです。この4WD以外にも、これまでスバルは様ざまな革新的な技術を自動車の世界に送り込んでいるメーカーでもあります。

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Subaru 1000 die-cast KONAMI china 1:64

スバル360の登場は、国産車を語る上ではとても重要なことなのです。ゼロから出発にほぼ近い状態でありながら、それまで高嶺の花だった自動車を一般庶民の身近なものにしたという点でかなりの貢献を果たしましたが、この車が「和製ビートル」とも言うべき完成度の高さを誇っていたのです。1958年に登場した「てんとうむし」ことスバル360には、この時期の自動車メーカーに散っていた、かつての戦闘機技術者たちの中でも軽量化のエキスパート達の魂が込められているのです。

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Subaru 360 die-cast KONAMI china 1:64

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Subaru 360 die-cast DyDo china 1:64

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Subaru 360 custom die-cast tomytech china 1:64

この頃、世界中でRR方式が流行していましたが、これは1938年5月に最終量産モデルを発表しているVW Kraft durch Freude いわゆる「ビートル」が、戦後の世界的大ヒットを飛ばしたことが一因だったのだと思います。後にスバル360のコンポーネンツを流用して「サンバー」というバンを登場させている辺りにも、そのことがうかがえます。何しろ、同様にVWにもサンバーというバンが存在するからなのです。

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VW beetle police die-cast hongwell china 1:72

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VW sambar die-cast hongwell china 1:72

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Subaru Sambar die-cast tomytech china 1:64

実は1940年には日本でも既に雑誌で紹介され、ポルシェが生み出したRRの傑作が、空冷か水冷かの違いこそあったものの、その後の日本でのRR車の台頭を引き起こしたのでしょう。それまでFRが主流になりつつあった中で、生みの親でもあるポルシェ博士が大衆車にもRRを起用した理由の一つとして、ヒトラーや軍部のRRへの拘りが挙げられることもあります。エンジンが後方にあることによってドイツの軍用車両は前方からの被弾に強かったとか、空冷だったことによって整備性に優れていたとか言われていますが、実際、RRにはFRと比べた際、あるいは後発するFFと比較しても日常的には特別なメリットはなさそうです。しかし、現在でもホンダバモスやスバルサンバーなどの軽貨物やスマートや三菱Aiの様にスペース的なメリットやエンジンが運転先から離れることによる遮音性を売りにしたRR車が存在していることを考えると、一概にそうとばかりはいえません。

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マツダ MAZDA
R360クーペ~キャロル

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R360 die-cast DyDo china 1:64

国産車で最初に「クーペ」を名乗り、当時一世風靡していたスバル360よりも低価格で1960年にリリースされたマツダR360クーペ。2ストエンジンが主流の世の中にあって、4ストローク2気筒エンジンとATを組み合わせ、現代の車のような「イージードライブ」を歌っていました。

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Carol die-cast tomy china 1:64

1962年には後継のキャロルが販売されます。リヤウィンドウを垂直に配したこの車はやはり4ストの何と4気筒の360ccエンジンをリヤに横置きし、他社の2スト2気筒エンジンに比べ静かな排気音が特徴的でした。またアルミを機関にふんだんに利用して車の軽量化を図り、その様子から「白いエンジン」と謳いその先進性がアピールされました。

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Carol die-cast KONAMI china 1:64

ロータリー・マイスターとしての道

ドイツNSUバンケルに継いで、1964年の東京モーターショーでロータリーエンジン搭載車を発表したマツダ(東洋工業)は、1967年、世界初となる2ローター(レシプロで言う気筒数にあたる)搭載車、コスモスポーツの市販に漕ぎ着けます。

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Cosmo sports die-cast realx china 1:72

940kgという軽いボディを185km/hという最高速度まで引っ張る10Aユニットは491ccのロータリーを2基備えていて最高出力110ps、最大トルク13.3kgmを誇りました。ゼロヨンは16.3秒という俊足を持つ初代コスモスポーツは翌年マイナーチェンジを受け、ホイールベースを15cm延長すると共にミッションも4速から5速へ変更され、最大出力も128psまで引き上げられています。この初代コスモスポーツは1972年の生産終了までに1176台が販売されるに留まりました。私と同世代であれば、初代ウルトラマンの警備隊の車両として記憶に残っているに違いありません。

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Cosmo sports die-cast Mettel china

その後、マツダは2つのクーペでロータリーの普及に努めることになります。

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FAMILIA die-cast KONAMI china 1:64

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LUCE RE COUPE die-cast 日本ワイパーブレード china 1:64

10Aを積む廉価版ファミリアロータリークーペと13A(655cc×2)を積むラグジュアリーなルーチェロータリークーペです。上級志向のルーチェロータリークーペはベルトーネデザインの美しい外観で、メカニズムにおいてもマツダ最初で最後のFFロータリーとなっていますが、高価なことが災いしてわずか976台のみの生産に留まっています。

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RX3 die-cast Epoch china 1:72

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RX3 die-cast tomy japan 1:59

1971年、グランドファミリアとベースを共有するサバンナ(輸出名RX3)が10Aユニットを搭載して登場しました。翌年、12Aユニット(573cc×2ローター)搭載のGTが追加され885kgという軽い車体と120psと16kgmのパワーを誇りました。このRX3が日本GPでハコスカ50連勝目を阻んだのは有名な話です。

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RX3 die-cast KONAMI china 1:64

これが後のRX7シリーズへの幕開けでした。しかし、70年代のオイルショックによる煽りを1番受けたのはロータリーでした。ロータリーはガソリン消費率がレシプロに比べて大きく、燃費の悪いエンジンというイメージがついてまわったためです。

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RX7 SA die-cast tomy japan 1:60

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RX7 SA die-cast tomy china 1:60

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RX7 FC die-cast tomy japan 1:55

その後、環境対策が施されたAP(Anti Pollution=対汚染)シリーズも販売され、1975年、コスモAPもリリースされています。子供の頃の記憶でも、マツダの自動車はマイナーだった様な気がします。ポルシェの様なフォルムのRX7は従兄が乗っていましたから覚えていますが、コスモのイメージはあまり強くありません。プラモデルなどの絵で見た感じは、実に「重たそう」だったくらいしか印象に残っていません。しかし、今、こうしてミニチュアカーで振り返ってみると、実に艶っぽい車の様な気がします。

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Cosmo die-cast tomy china 1:64

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